幸せな夢を見た

幸せな夢を見た。

 

忘れちゃうからかかせて。

 

会場はホテルみたいな空間に

テーブルが5つほど。

ひとつのテーブルにだいたい8~10人は座れる大きさ

女の子の服装はバラバラで、パーティードレスに身を包んでる子、普段着ぽい子。

ただ、男の人はみんなスーツとかちょっとピシッとした服装だった。

 

私は一番最初、端から2番目の席に座っていて。

右隣にTOKIOの松岡くん、向かいは知らない女の人。左隣は女の人。

 

楽しくご飯食べて雑談したりなんなりしてて、

で、そのうち関ジャニの横山くんがやってきて、

私に立てっていうの。

 

自分、踊れるんやないの?

え、いや…人並みしか…

踊れるんやん!はよ!

 

手を引っ張られて立ち上がると

横山くんは私の座ってた席に座って、隣の女の子と話を始めた。

 

突然踊れる?とか言われても……ってなって困った私は辺りをぐるっと見渡してどこか座れるところがないかと空いている席を探した。

 

私のテーブルの反対側の隅が空いていることに気がついた私は、そこに一目散に走った。

他に誰も立ってないし、私だけたってるのが恥ずかしくて。

 

ここっ座らせてください…!

(櫻)いらっしゃぁい

 

と慌てて座った席は

       櫻井

松潤 ○←

 

こんな感じ。

とんでもない席。

 

なんでこんなところに椅子があるのか分からないけど夢だから諦めて。

 

やばい席に座ってしまったと思って、少し恐る恐る周りを見ると、ほかのテーブルの女の子たちがすごくこっちを見てくる

 

しまったやばいと思ったが睨まれた後にそこから立ち上がってその人達のところへ行く勇気はない。

 

ファンの反感を買ってしまった、今すぐどうにかしなきゃと思ったら、翔ちゃんが話しかけてきて

 

どしたの?

あ……いや横山さんに席とられちゃって

そっかそっかじゃあこっちでご飯食べよ?

 

松潤も、食べな食べなって言ってくれてお皿も取ってくれた。

 

でもこんな所でのんびりとご飯を食べられるほど私は図太い神経を持っていない。

 

ちょっと不安になってしまって涙目になったのか、

翔ちゃんが、

 

どしたどした……?泣くな?

って私の目元に指を当てて零れそうになっていた涙を拭いてくれた。

 

なぜここでこんな話をしたのか覚えてないが

 

ここの席に座っちゃってしまったから…

(松)ん?いいんだよすわって

(櫻)そうそう。

そうじゃなくて…

例えば、櫻井さん松本さん大野さんが横一列に並んでたとして、松本さんと誰かファンの女の子が入れ替わったら他のファンの女の子はずるいって思うんです。

(松)(櫻)あー…なるほどなるほど

 

ここで私の説明で他のファンからの視線が怖いというのに気が付いてくれたのか、翔ちゃんがそっかぁって言ってくれた。

 

でも、言葉にすると余計にその不安、恐怖、後で何を言われるのかと思うと涙が溢れてきた。

 

泣かないで…よしよし…

 

と翔ちゃんが頭を撫でた。

突然の事でびっくりしたが、涙は止められない。

 

泣いた顔も可愛いんだね。

 

頬に両手を添えてじっと目を合わせてきて何故か翔ちゃんが言ってきた。

状況的にこれも見られてたらさらにやばい…ってなったけど頬を包んでくれる手が想像以上に暖かくて、少し安心してまたそのままポロポロと涙が零れた。

 

あらあら

 

って言いながら抱きしめて背中をポンポンと叩いてくれた。

少し落ち着いてきて、翔ちゃんの体が離れて目が合った。

少し照れくさくてどうしたらいいか分からない。って顔をしていたのか、

 

俺さ、スコティッシュフォールドの顔の真似しようと思って練習してるんだけど全然できなくて。

似てるよね。スコティッシュフォールドに。

 

突然何を言い出すんだとキョトンとしてると、

 

その顔その顔!

 

って言われた。

 

どういうことって笑ってたら

 

ここで目が覚めた。

 

終わり。